サツキマス

サケ科
Oncorhynchus masou ishikawae
【広島県カテゴリー】絶滅危惧種
【環境庁カテゴリー】なし
【地方名】 ます、かわます(太田川)、しけ(帝釈)

サツキマスの河川陸封型をアマゴ。
海や湖に降って成長したものをサツキマスと呼ばれています。異名同種ですが生活史に違いがあります。
広範囲を移動し生活するサツキマスは環境の影響受けやすくダムや堰による河川の分断、河川流量の減少により数が減少しています。
11月~翌年2月にかけて降海(湖)しますが、完全に降らず河川下流域に留まる個体もいるようです。
沿岸域または湖沼で生活した後5~6月に河川に遡上します。遡上後はほとんど餌を摂らず、淵で夏の高水温を避け、
増水時に産卵のために川をのぼります。10月下旬頃、河川上流域で産卵し、産卵後は死亡します。
太田川、小瀬川に生息。帝釈川では下流にダムできてからは溯上はなくなりました。
上流のダム湖(樽床ダム、王泊ダム、温井ダム)には降湖型が生息しています。最大体長50cm。