カワウ対策

近年、全国的にその個体数を急激に増加させたカワウは、河川・湖沼において漁業権魚種を大量に捕食することから、内水面の生態系に重大な影響を与えるとともに、魚族の減少と釣果の低下による組合員の減少、併せて遊漁者の減少による漁協経営の悪化等深刻な影響を及ぼしています。さらに,広島県では,特産の錦鯉の養殖においても被害がでています。又、内水面漁業被害だけでなく、海面でも,放流された稚魚の食害やコロニーやねぐらを形成された地域では、樹木の枯死、悪臭等、地域の生活環境に影響がでるなど大きな問題となっています。
内水面漁連では、平成18年度からカワウ被害防除事業を実施するとともに、生息状況などの基礎調査も実施しています。

年度別カワウ駆除・防除実績

年度 参加漁協数 作業回数 人数 駆除羽数 追払い羽数
H29  16 395   997 445 14 600
2,078
H28  15 522   958 301 44 656 1,393
H27  14 571 1,321 424 25 534 4,094
H26  14 418 1,118 420 26 522 1,500
H25  15 474 1,124 426 27 487 2,672
H24  15 386   969 339 18 408 4,414
H23  16 323   833 292 23 391 2,537
H22  16 282   924 286 23 462 3,721
H21  14 240   870 342 25 309 3,166
H20  15 223   844 345 28 535 4,001
H19  10 122   423 146  7 312 1,552
H18   9 106   443  85  7 155 1,629

カワウ繁殖抑制試験(平成29年3月21日)

 

広島県東部海域のカワウ対策を推進するため、福山市鞆町沖津軽島において、コロニーの調査及びドライアイス投入による繁殖抑制試験が実施されました。

 実施日    第1回   3月 8日(水) 
        第2回   3月21日(火)
        第3回    3月28日(火)  
 作業者    広島県水産課・自然環境課、日本野鳥の会広島県支部、広島県内水面漁連
 作業内容   営巣状況のミラーによる確認 産卵巣へのドライアイスの投入
 実施結果   第1回の作業では、75個の巣を確認。このうち、産卵巣へドライアイスを投入。
        第2回の作業では、1回目の巣のと新たな巣を合わせて106個の状況を確認し、
        ドラアイスの再投入などの作業実施。第3回の作業で最終の確認を行い、繁殖抑制効果を検討する。


瀬戸池のカワウの状況

福山市の瀬戸池は、県内最大のカワウの「コロニー・ねぐら」で、ドライアイス投入、テープ張り・花火追払いなどの防除対策を、
平成22・23年度重点的に実施しました。平成25年3月に,現地調査を行ったところ,カワウ飛来,コロニーが全く無いことが確認されました。
今後も、継続して状況の把握に努めてまいります。

 


カワウ対策協議会

海域、河川域に広範囲に飛来し、生息・繁殖が拡大し様々な被害・影響が顕著になっているカワウについて、基本的な知識・情報の共有化を図るとともに、
今後の取り組みについて意見交換を行い、広島県のカワウ対策を総合的に推進するために、カワウ対策協議会を広島県・県漁連と共催で開催しました。

日時    平成23年9月22日(木) 13時~16時30分
場所    鯉城会館 サファイア
出席者 
行政    中国四国地方環境事務所,広島県自然環境課・水産課,農林水産事務所,安芸太田町,北広島町,安芸高田市,
      府中町,広島市,大竹市,廿日市市,呉市,江田島市,東広島市,竹原市,大崎上島町,三原市,世羅町,庄原市
関係団体  日本鳥類保護連盟広島県支部,広島県猟友会
漁業団体  くば,阿多田島,大野,宮島,地御前,美能,大原,深江,大柿町,東江,江田島,切串,広島市,大河,
      仁保,早瀬,倉橋西部,倉橋島,下蒲刈町,安浦,呉豊島,大崎上島,大崎内浦,安芸津,芸南,尾道東,浦島,県漁連(内水面漁協)
      木野川,三段峡,太田川上流,水内川,太田川,三篠川,広島市内水面,可愛川,江の川,神之瀬川,
      西城川,田総川,芦田川上流,芦田川府中,福山市芦田川,内水面漁連                            (合計121名)

講演会
  < 演題 > カワウに立ち向かう ~ 基礎から実践へ ~
  < 講師 > 長岡技術科学大学 助教 山本麻希( 日本水産資源保護協会派遣 )
 
意見交換会(県内市町アンケート結果一覧)
  <テーマ> カワウの飛来・生息情報
        カワウ対策の取り組み・課題
        今後の対応・対策

 


瀬戸池カワウコロニー ドライアイス投入作業

《 第2回 実施状況 》
 ・日時:平成23年4月8日
 ・作業者:福山市芦田川漁協役員7名 内水面漁連1名
 ・使用機材:第1回と同じ
 ・処理数:巣30個、卵90個
 ・リンロンテープの樹木には営巣が認められなかった。

《 第1回 実施状況 》
 ・日時:平成23年3月31日
 ・作業者:福山市芦田川漁協役員8名,内水面漁連2名
 ・使用機材:ドライアシス投入機2本,ミラー1本,アルミ梯子1台,脚立1台,ドライアイス6ミリペレット10kg
 ・処理数:巣44個、卵145個
 ・3月4日にリンロンテープを張った樹木6本については,産卵はされていませんでした。
  4月8日には、事後調査を兼ねて再度補完作業を行う予定です。