スナヤツメ

ヤツメウナギ科
Lampetra mitsukurii
【広島県カテゴリー】絶滅危惧種
【環境庁カテゴリー】絶滅危惧II類
【地方名】 やつめ、やつめうなぎ、すなはまり、かげーす(小瀬川)

目の後方に7対の鰓穴が並ぶのが特徴です。
円口類のヤツメウナギのなかまは魚類よりも原始脊椎動物の面影を残してます。
北半球の冷寒帯に広く分布し日本には4種が分布しています。
スナヤツメは本州・四国を中心に北海道・九州の一部に分布しています。
広島県では1960年代までは河川の中流域に広く生息していましたが、近年では高原を流れる細流や、
きれいな水の流れこむダム湖など極限られた場所に生息しています。
幼生期(3年間)は砂泥底の中で生活し、成魚となって川で泳いでいる期間は4月頃の数週間だけです。 
成体の体長は約15㎝.ほかのヤツメウナギのなかまは海に降り魚に寄生して生活するものが多いが
スナヤツメは海に降らず一生をを淡水ですごし寄生生活をしません。