オヤニラミ

スズキ科
Coreoperca kawamebari
【広島県カテゴリー】絶滅危惧種
【環境庁カテゴリー】準絶滅危惧
【地方名】 よつめ(全県)、とうさぶろう(太田川)、おっさかち(馬洗川)、
      とうざぶろう、とらさぶろう、とうごろう、ちょうさ、にらみ

日本のスズキ科の魚で一生を河川でおくる淡水魚はオヤニラミだけです。
オヤニラミの仲間はベトナム北部から中国大陸北部までと朝鮮半島と日本列島西部の一部に分布し13種が知られ、
日本ではオヤニラミ1種が分布しています。
京都から北九州と熊本県の一部と香川県の一部に生息しています。
広島県は分布のほぼ中央に位置し各水系に分布しています。生息数は一時減少したようですが今は徐々に回復しています。
水中植物の多い流れの緩やかところにすみ、そこで繁殖するので河川改修により生息場所を失うことが多い。
成魚の体長は約13cm。
水の澄んだ川の中流域から下流域の上部のやや深みになった淀みの、水草や流木などの隠れ場所のあるところに
単独で生息しています。